◆レベル 1/72 Uボート VIIC型 建造記◆

【第4回】

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●1

防水部分はWTCで作成します。ハルに入るパイプの太さと長さを測り、その中に収まるようにメカの配置を決めます。今回中央と後部の2箇所はφ60mm、前部はφ50mmのアクリルパイプを使用しています。


WTCを自作する上で、一番のネックがキャップの制作になります。今回はyoshiさんにお願いしてキャップ部分をABSからの削り出しで作成して頂きました。


バラストタンク部分のパイプにベント弁の穴とフラッドホールの穴を開けます。型紙を巻きつけてから穴を開けると寸法のずれが防げます。


●2

バラストタンクの排水には圧縮空気ならぬ、液化ガスを使用します。ここでは入手製の良いガスガン用の代替フロンガスを使用します。

ガスを溜めておくガスタンクは自作する方が必要な大きさの物を作れます。ガスタンク自体も真ちゅうパイプへ真ちゅう板などをロウ付けやハンダ付けすることで簡単に作ることができます。今回は厚さ1mm、φ15mmの真ちゅうパイプで作成しました。ガスタンクの長さはバラストタンクと同じ長さにし、キャップ部分で固定するようにします。

ガスタンクの注入部分はガスガンのマガジンに使われているバルブを使用し、放出部分はホーンモデルクラフトさんのコンビネーションバルブを使用しています。

注入バルブを取り付ける部分は、φ8mmの真ちゅう棒にφ4.5mmの貫通穴を開けて、2mmの深さにφ6mmの穴を開けます。そして、真ちゅうパイプの曲面に合わせて削ります。


ガス注入バルブのネジに合わせて、M5 ピッチ0.5のネジをタップで切ります。


真ちゅうパイプへは強力ハンダでハンダ付けします。


コンビネーションバルブとの接続は、高圧ガス用の耐圧チューブを使用するのですが、このチューブの固定パーツを真ちゅうパイプで作り、ガスタンクにハンダ付けします。この抜け止めはφ2mmの真ちゅうパイプに短く切ったφ3mmの真ちゅうパイプを被せて整形しています。


全てのハンダ付けを終えてから、実際にガスを入れて水中に入れてガス漏れが無いか確認します。


●3

バラストタンク両端のキャップにガスタンク固定の穴の他、配線パイプ用の穴とコンビネーションバルブ用の穴を開けます。


全てのパーツを固定します。配線パイプやコンビネーションバルブの真ちゅうパイプとキャップ部分はEP001といった弾性接着剤で固定し、防水とします。


●4

コンビネーションバルブと動作用のサーボをキャップに固定し、リンケージロッドを通します。


リンケージロッドを折る部分はヤスリで溝を掘ると、直角に曲げやすくなります。



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[2009/11/28:執筆:雲山]