◆スケール(縮尺)について◆

 ちょっとここで豆知識。

 プラモデルのスケールには1/100や1/200と言った分かりやすいスケールばかりではなく、1/32や1/144と言った半端な数字のスケールが良く使われています。この数字ですが、もちろん意味があるのです。

 プラモデルが生まれ、成長したのはイギリスやアメリカといった国なのですが、これらの国では長さの単位としてヤードやフィート、インチが慣習的に使われています。そのため、元の大きさをどのくらいの大きさに縮尺するかを決めるのに、1フィートを何インチにするかといった基準が作られました。

 ここで気をつけなくてはいけないのは、"1フィート=12インチ"と12進数で表記されることです。

 この基準で計算すると、1フィートの長さの物を1インチの大きさで表現した時の縮尺は1/12となります。同様に、1/2インチで表現すると縮尺は1/24、1/4インチで表現すると1/48と表されます。

 さらに大きなものは、フィートの上の単位のヤードを使い、1ヤードの長さの物を何インチで表現するかといった縮尺で表されます。ちなみに、"1ヤード=3フィート=36インチ"になりますので、1ヤードの長さの物を1インチで表現した際の縮尺は1/36となります。同様に、1/2インチで表現すると1 /72、1/4インチで表現すると1/144となります。

 上記のうち、1/48と1/72は国際スケールとして認知されており、その半分や倍のスケールは国際スケール準拠のスケールとされています。

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[2009/01/30:執筆:雲山]