◆灯油ポンプ改造、ポンプジェット推進装置◆
【第7回】

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●バスポンプモーター換装


 交換用のモーターは飛行機用の400クラスのモーターです。モーターはシャフトの長さに注意してください。短い物は長さが足りなくて使えません。またブラシレスモーターはケースサイズ、シャフトが違うため使用できません。マブチの380と同サイズのモーターに交換してください。

ラジコン用のマブチの380SCモーターはノイズキラーコンデンサが最初からついているタイプのものもありますから、より作業が楽です。

 400クラスモーターは本体についているモーターよりも長いのですが、本体のモーターには黒いスぺーサーがついていますので、それごと外せばそのまま交換できます。

 モーターにノイズキラーコンデンサを取り付けます。取り付け方法は灯油ポンプで解説している方法と同じです。

 本体の外周に飛び出さないように丁寧にハンダ付けしてください。


 コードにハンダで接続します。+-を注意して取り付けてください。


 モーターを本体に戻す前に、シャフトのパッキンにシリコングリスをたっぷり塗っておきます。

 モーターをケースに戻します。

 モーターの蓋を閉めたら、はずした金属ペラを再びシャフトにはめ込んでください。

 シャフトにペラを組み込んだら、ケースの蓋を閉める前にEP001接着剤を使ってケースをシールしましょう。


 ケース合わせ目の所に少量のEP001を塗ってください。全面に付ける必要はなく、奥の部分だけで十分です。


 ケースを締めてビスとナットで4カ所止めしたら完成です。後はモデルへの搭載方法を独自に考えてください。


★搭載構成例★ YDD-ENTERPRISE1701-A
バスポンプ KP-201 (400クラスモーター)
アンプ GWS600
バッテリー ニッケル水素単3型8本(9.6v)
連続走行時間 約 35分 〜 40分

 バスポンプは最も手軽なパワーユニットです。灯油ポンプではパワー不足となる大型艦をつくりたい、と言う場合の選択肢になります。サイズもいくつか有り、作りたい艦にあわせて選択することが可能です。30分もあれば作れてしまう手軽なパワーユニットなのです。

灯油ポンプもバスポンプも、使用しているうちにモーターケース部に水が漏れてしまいます、そのままにしておくとモーターが錆びてしまいます。ただ、いちいち走行後に外して乾かすのはめんどくさいので、私は壊れるまでそのまま使用して、壊れたらモーター交換をするという使い方をしています。モーター自体は多少の浸水があっても動作に問題はありませんし、それでも1個1年以上十分遊べますから。 メンテの判断は各自の考え方で行ってください。
製作を行うに当たっては、全てにおいて自己責任と言うことになります。 制作中の怪我などに十分注意して作業することをおすすめします。
 この解説は製作指南ではありますが、 動作保証を伴う物ではありませんのでその辺をよくご理解して製作してください。

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[2009/03/24:執筆:Y_D_Dock | 編集:雲山]